植物ワクチン事業について

農作物病害防除用の植物ワクチン開発と
ワクチン接種苗の実用化を目指して

 スーパーなどに並ぶ、見た目も味も良い野菜とは別に、店頭に並ばずに破棄されてしまう野菜が多く存在します。それはウイルスに感染し、発育不良や異形となってしまった野菜です。植物がウイルスに侵されると完治することはなく、さらには周りの株にまで感染してしまいます。

 ベルグ福島が取り組んでいるプロジェクトは、防除が困難とされる病原微生物に対し、苗の段階で複数種のワクチンウイルスもしくはワクチン菌を接種した苗を実用化することで、安定した栽培を可能にし、産地の発展と農業の復興に寄与するものです。

 これまでに、キュウリにおける複数種混合ワクチン接種苗を世界で初めて実用化した実績があります。現在は、その他の品目を対象とした、新たな植物ワクチンの開発とその接種苗の実用化へも積極的に取り組んでいます。

 また、ベルグ福島は野菜苗生産における技術と設備を利用した独自のノウハウで植物ワクチンの大量培養・製造を行っています。さらに、製造した植物ワクチンを高位安定的に幼苗へ接種し、その接種苗を大量生産することで植物ワクチン接種苗を安定的に生産者へ提供しています。今後の植物ワクチン接種苗の需要拡大を見越して、その大量生産システムの構築へも取り組んでいます。

2008年に凍結乾燥製剤として日本で初めて農薬登録されたズッキーニ黄斑モザイクウイルスの植物ワクチン「 “京都微研„ キュービオZY-02」。植物ワクチンの大量製造方法の確立に向け、㈱微生物化学研究所と共同で製造ラインを構築し大量製造・販売を行うとともに、3種類の植物ワクチンを混合接種したキュウリ苗の実証試験を実施。その成果を基に2023年から本格的に生産・販売を開始しました。


世界初の実用化・国内トップの生産量を支える
研究・生産・販売体制と実績

 ベルグ福島は植物ワクチンの研究、製造および接種苗生産の一貫体制を確立している、開発製造分野のオンリーワン企業です。さらに、今後のさらなる接種苗の需要拡大を見越して大量生産システムの構築を目指しており、実施体制も万全です。

 植物ワクチンの実用化実績のある(株)微生物化学研究所や野菜苗販売国内最大手のベルグアース(株)と連携し、目標を達成できる体制を整えています。そして、全国規模のネットワークを生かし、現在どの地域で、何のウイルスが流行っているのかを調査・分析することで、植物ワクチン接種苗需要の確認及び適切な普及拡大ができ、産地維持拡大及び生産者の収益増へ貢献できます。加えて、今後はどのようなワクチンが必要になるか、これからの研究に対して指針を立てることが可能になります。


福島県川俣町から世界へ
次世代の農業を拓く生産拠点

 ベルグ福島は、ベルグアース株式会社の子会社として2014年3月に設立。福島県川俣町に拠点を置き「農業に革命を興す」をモットーに、農業界で深刻化しているウイルスやカビによる被害への対応策として、植物ワクチンの開発およびワクチン接種苗の実用化へ取り組んでいます。

 接ぎ木苗大量生産技術・人工光利用育苗技術・植物ワクチン製造及び接種苗生産技術を活かし、福島県をはじめ東北・北海道・関東を主とした東日本の野菜産地に、閉鎖型苗生産システム(人工光利用型育苗施設)・太陽光利用型育苗施設を用いた野菜苗の生産・販売を行っています。

次世代の農業を拓く生産拠点
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